親とその親のことを思うと
私は今、48歳です
父は戦前、母は戦後生まれ
境目
私は祖父母と同居していました。
祖母は68歳、祖父は71歳で亡くなりました。
早いと思う。
二人とも肺がん。
私は一緒に暮らした十数年間がある。
私の父と母は祖父母にとっては子に当たるため私から見ても家族の中で父と母は祖父母の子どもに見えた。同居ってそういう感覚になる。
祖父母がいてその子がいてその子供の産んだ子が自分らであるという
3世代いるっていう感じがリアルにある。
祖父も祖母も尋常小学校しか出ていない
ふたりは戦争で大切な肉親を亡くした
ふたりとも戦前の貧しかった時代、末端に教育が行き届かなかった時代の人である
戦後、急速に日本が金持ちになっていった
バブルが来た
そこらへんを少し見て亡くなった
農家だったが誰も農家を続ける家がないような土地柄だった
私は祖父母と一緒の家で暮らして亡くなるところまで同じ家の家族として暮らしたので祖父母のことを肌で感じる
そのふたりの息吹を感じた記憶がある
というか本当に家族として祖父母と一緒に暮らしていた記憶があるというか過去がある。
私の通った小学校で祖父母と同居している人は少なかった
同じクラスにほかに一人しかいなかった
だからとても珍しかった。そういう土地柄だった
私はマイノリティだったが
その肌感覚を覚えている
祖父母の葬式の死に顔を覚えている
私はそのことを自分の子どもたちに伝えたいけど全然伝える機会がない
私の子どもにとってはまったく見ず知らずの人だから
私は自分のこの感覚は自分が死んだらなくなってしまうものだと思う
だからこのブログで少しでも残しておきたいと思う
私の記憶を残したいと思う
少しずつ書いていきたいと思っている